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日常英語|意外と知らない!”I’m sorry.”と”Excuse me.”の違いを解説

誰もが聴いたことがある英語フレーズ。

I’m sorry.とExcuse me.

Mamemii

どちらもシンプルで、一見簡単そうなフレーズですが、実は意外と複雑なニュアンスを含んでいるのを知っていますか?

そんな混乱しやすい、Excuse me.I’m sorry.の違いを知って、正しく使えるようになりたくありませんか?

当記事では、現役英語講師9年目の筆者が、それぞれの意味から、違いまで詳しく解説します。

この記事を書いた人

この記事を読むと・・・

Excuse me.が今より使えるようになる。

I’m sorry.が適切なタイミングで使えるようになる。

Excuse me.I’m sorry.を使う自信がつく。

とっさのExcuse me.I’m sorry.が使えると、かっこいいですよね。

正しく使い分けが出来るようになりたい方は、参考にしてみて下さい。

目次

Excuse me.とI’m sorry.の違い

著作者:benzoix / 出典:Freepik

まずは、基本となるExcuse me.I’m sorry.の違いを確認しましょう。

Excuse me.I’m sorry.では、使うタイミングが違います。

Excuse me.は、これから起こることに対して、事前に許可を得る表現です。

謝罪すると言うよりは、「いいですか?」と許可を得るイメージ。

I’m sorry.はもうすでに起こったことに対して、事後に謝ったり、同情の気持ちを相手に伝える表現です。

よく知っているI’m sorry.のイメージではないでしょうか。

それでは、具体的にどのように使い分けをするのか、例文と一緒に確認していきましょう。

【I’m sorry.】を使う主な2つのシチュエーション

著作者:wayhomestudio / 出典:Freepik

まずは、I’m sorry.について、深掘りしていきましょう。

誰もが知っていると言っても過言ではない、英語フレーズ I’m sorry.

「ごめんなさい。」と日本語訳されることが多いですよね。

事後の謝罪や、同情の気持ちを伝えるために使うフレーズI’m sorry.です。

それでは、2つのシチュエーションのI’m sorry.を一つずつ解説していきましょう。

今すぐにExcuse me.が知りたい人はこちらからExcuse me.

”I’m sorry.” を使う主な2つのシチュエーション

1. 謝りたい時

I’m sorry.】1つ目のシチュエーションは、誰かを傷つけてしまって謝りたい時です。

・傷つけてしまった。

・悪い影響を与えてしまった。

・がっかりさせてしまった。

・間違ったことをしてしまった、言ってしまった。

こんな時には、I’m sorry.を使います。

私たち日本人にも、一番馴染みにある、典型的なI’m sory.ですよね。

<例文>

I’m sorry that I missed your call.

(電話に出れなくてごめんね/申し訳ありません。)

That’s my fault. I’m sorry.

(私のせいよ。ごめんなさい。)

I’m sorry to bother you.

(邪魔してごめんなさい。)

I’m sorry. I didn’t mean that.

(ごめんなさい。(勘違いされてしまった時などに)そんなつもりじゃなかったの。)

2. 残念な気持ち(同情)を伝えたい時

I’m sorry.】2つ目のシチュエーションは、悪いニュース・出来事に対して同情の気持ちを伝えたい時です。

・お気の毒にと伝えたい。

・お悔やみ申し上げますと言いたい。

こんな時には、I’m sorry.を使いますよ。

<例文>

I’m sorry to hear that.

(それはお気の毒に。(悪いニュースを聞いて、「悪かったね〜。」と伝えるイメージ))

I’m sorry for your loss.

(お悔やみ申し上げます。(誰か近しい人が亡くなったと聞いて))

I’m sorry.は主に気持ちを込めて、相手に自分の気持ちを伝える時に使います。

深刻なシチュエーションで使うことの多い、フレーズです。

【Excuse me.】を使う主な4つのシチュエーション

著作者:stockking / 出典:Freepik

ここでは、使うタイミングを混乱しがちなExcuse me.について解説していきましょう。

Excuse me.が使えるシチュエーションは主に4つ

基本的には、これから起こることに対して許可を得たい時に使うのがExcuse me.です。

しかしここでは、番外編として事後に使うExcuse me.もご紹介するので、要チェック。

参考にしてみて下さいね。

“Excuse me.”を使う主な4つのシチュエーション

1. 人に話しかける時

Excuse me.】1つ目のシチュエーションは、誰かに話しかける時です。

日本語でも「すみません。」と話しかけますよね。

同じイメージで使うのが、1つ目のExcuse me.です。

学校で習ったのが、このExcuse me.ですね。

<例文>

Excuse me. Do you have a moment?

(すみません。少しお時間ありますか?)

Excuse me. Where is the restroom?

((レストランなどで)すみません。お手洗いはどこですか?)

2. 人の合間を通りたい時

Excuse me】2つ目のシチュエーションは、道などで人の合間を通りたい時

日本語でも同様に、「すみません。」って言いますよね。

また、自分以外にも一緒に通り抜けたい人が同行している場合には、Excuse us.を使いますよ。

meの代わりにusを使うことによって、みんなを代表して「すみません。」って言っているイメージ。

Excuse us.

((私たち通ります。)すみません。)

Excuse us.は意外と知らない、Excuse me.の応用ではないでしょうか。

筆者も、渡米するまで聞いたことがありませんでした。

この機会に覚えておいて、損はないフレーズですよ。

さて、同じように道ばたで使うExcuse me.なのに、事後に使う場合があるのを知っていますか?

Mamemii

それは、軽く人とぶつかった時です。

もちろん、お互い痛いと感じるぐらい強くあたってしまった時は、I’m sorry.を使います。

しかし、軽くあたってしまった時は、I’m sorry.よりExcuse me.を使うのが自然

あたってしまった相手と、同じタイミングでExcuse me.って言えたら、かっこいいですよね。

実は、軽く謝りたい時は、I’m sorry.よりExcuse me.を使うことの方が多いです。

深く謝罪の場合は、I’m sorry.

軽く「あっ、ごめんなさい。」と伝えたい場合は、Excuse me.を使ってみて下さいね。

3. 席を離れる時

Excuse me.】3つ目のシチュエーションは、席を離れる時です。

どうしても、電話に出なければいけない時。

家に帰る時間になってしまった時。

席を離れる時などに、「申し訳ないですが」と許可を得たい時に使うのが、このExcuse me.です。

<例文>

If you’ll excuse me. I gotta go now. ( gotta = got toの略)

(申し訳ないけど、そろそろ行かなきゃ。(帰らなきゃ))

Will you excuse me? I have to take this call.

(ごめんなさい。どうしても(電話に)出なきゃいけなくて。)

4. くしゃみをした時

Excuse me.】4つ目のシチュエーションは、くしゃみをした時です。

実は、これは事後なのに使えるExcuse me”なんですよ。

なんとなく、I’m sorry.を使いたくなりますが、くしゃみは生理現象です。

深く謝罪する必要はないと考えられています。

軽く謝りたい場合は、Excuse me.の方が自然でしたよね。

Achoo. Excuse me.

(ハックション。失礼。)

2つのフレーズの違いについて、少し理解が深まったところで。

次ではI’m sorry.Excuse me.の両方が使える場合について、確認していきましょう。

I’m sorry.とExcuse me.の両方が使えるシチュエーション

著作者:drobotdean / 出典:Freepik

ここまでは、I’m sorry.Excuse me.それぞれについて説明しました。

使うシチュエーションや、ニュアンスが異なる2つのフレーズでしたね。

しかし、どちらも使えるシチュエーションがあるんです。

ここでは2つのシチュエーションについて確認してみましょう。

“I’m sorry.”と”Excuse me.”両方使える主な2つのシチュエーション

1. 聞き返したい時

I’m sorry.Excuse me.もどちらも使えるシチュエーション1つ目は、聞き返したい時です。

日本語でもあると思いますが、相手が何と言っているか聞き取れない事ってありますよね。

そんな時に使いたいのが、このI’m sorry.Excuse me.

Pardon me.と習った方もいるとは思います。

しかし、私たち日本人にも馴染みのある、I’m sorry.Excuse me.でも代用できるのです。

使いやすいフレーズを使うと、アウトプットまでの道のりが短くなるのでおすすめ。

例文で確認してみて下さいね。

<例文>

I’m sorry, but can you say that again?

((聞き取れなくて)ごめんなさい。もう一回言ってもらえますか?)

Excuse me. What do you mean by that?

((聞き取れなくて)え?それどういう意味?)

注意点が一つだけあります。

それは、どちらもニュアンス的に「はっ?どういう意味?」と、不快に感じた時にも使うことです。

I’m sorry.Excuse me.も、単体で使うよりは、後ろに一文加えると、勘違いを防げますよ。

そして、“Can you〜?”, “Could you〜?”, “Would you〜?”など、丁寧な表現を使うように意識してみて下さいね。

2. 反論したい時

I’m sorry.Excuse me.もどちらも使えるシチュエーション2つ目は、反論したい時です。

相手が言ったことに対して、自分は違う意見を持っている事ありますよね。

同調せずに、自分の意見を伝える事は大切です。

相手を悪い気にさせないように、自分の意見や考えを言う前に、I’m sorry.Excuse me.を挟みましょう。

I’m sorry, but I don’t agree with you.

(申し訳ないけど、私はあなたとは違う意見だわ。)

Excuse me, but I don’t think so.

(ごめんなさい、でも私はそうは思わないわ。)

I’m sorry.とExcuse me.はとてもシンプルなフレーズですが、使えるシチュエーションが多様にあります。

便利なフレーズですので、ぜひ使ってみて下さいね。

まとめ

著作者:cookie_studio / 出典:Freepik

簡単だけど、意外と使い方のニュアンスが難しいI’m sorry.Excuse me.についてご紹介しました。

日本語に訳していると、本来の英語の意味を理解することは難しいです。

フレーズを覚える時のヒントは、シチュエーションとフレーズのマッチング

例えば…

心の底から謝りたい時は、I’m sorry.

I’m sorry.に戻る

そんなに深刻ではなく、軽く謝りたい時は、Excuse me.

Excuse me.に戻る

シチュエーションをイメージして使いたいフレーズが出るようにしましょう。

フレーズを覚える時はどんなシチュエーションで使えるかを想像して覚えてみて下さいね。

丸暗記するよりも、ずっと覚えやすいですし、使えるフレーズのなります。

この記事が、I’m sorry.Excuse me.の使い分けのヒントになったら嬉しいです。

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