アメリカ人が日常的に使う簡単なあいさつ表現、“What’s up?”
映画や海外ドラマ、洋楽などで聞いたことはありませんか?
しかし、“What’s up?”は学校で習っていないフレーズ。
日本人の私たちにはあまり馴染みのないフレーズですよね!
そこで当記事では、“What’s up?”の意味と返事の仕方、そして使うときの注意点をアメリカ在住歴12年以上の筆者が解説します。
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この記事を読むと…
“What’s up?”の2つの意味と使い方が分かる。
”What’s up?”と聞かれてもテンパらなくなる。
”What’s up?”に5つのフレーズを使って返事が出来るようになる。
自分からも”What’s up?”と言えるようになる。
教科書で習わない、リアルな英語表現が“What’s up?”です。
ネイティブに“What’s up?”と言われてもスムーズに返事をしたい方。
ネイティブに実際に自分から“What’s up?”と使えるようになりたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
“What’s up?”はアメリカ英語でよく使われるフレーズです。
イギリス英語では使われないので要注意!
“What’s up?”(ワッツアップ)とは?スラングなの?
”What’s up?”はアメリカ人が頻繁に使うスラング。
カジュアルなシチュエーションで、「あいさつ」として使われることが多いです。
今すぐ“What’s up?”の返事の仕方が知りたい方はここからジャンプ
“What’s up?”はアレンジして、上記の“What’s up with you?”や“What are you up to?”を使うこともあります。
ちなみに、What are you up to?は、“What are you doing?”や“What are you about to do?”の表現に近いニュアンスで使われ「今何してるの?・何しようとしてるの?」という意味で使われますよ。
“What’s up?”は、親しい人やフランクなシチュエーションで使うスラング。
同様に、”What’s up?“をアレンジした、”What’s up with you?“や”What are you up to?“もくだけたイメージのスラングなので、使うシチュエーションに注意が必要。
What’s up?の注意事項が知りたい方はここからジャンプできます!
“What’s up?”には2つの意味がある!ナチュラルな使い方を解説
あいさつとして認識されがきな“What’s up?”ですが。
実は、“What’s up?”には、大きく分けて2つの意味・使い方があるのをご存じですか?
ここでは、“What’s up?”の2つの意味と使い方を解説します。
1. あいさつとして使う時の”What’s up?”
まず一つ目の“What’s up?”の役割は、「あいさつ」です。
“Hi”や“Hello”などと同じ意味合いを含みますよ。
日本語では、「やあ」や「よっ?」などと同じようなニュアンス。
もし、ネイティブがあなたに“What’s up?”と言ってくれたら、実はこれは仲良くなる大チャンスなんです!
相手があなたのことを、親しい友達と思ってくれているかも知れません。
“What’s up?”の返し方を、習得して、この大チャンスを逃したくないですよね!
“What’s up?”の返事の仕方についてはこちらから今すぐジャンプ
”What’s up?”はカジュアルなあいさつ!ネイティブと仲良くなる大チャンス!
2. 様子を尋ねる時の”What’s up?”
二つ目の“What’s up?”の役割は、「様子を尋ねる。」です。
“How is it going?”や“How are you?”のように、「調子はどう?」と相手の様子を尋ねるニュアンスになります。
場合によっては「元気?」や「調子どう?」と、様子を尋ねる意味合いで使いますよ。
他にも「何かあったの?」と様子を聞きたい時にも日常的に使われる英語フレーズ。
この場合、“What happened?”や”What’s going on?”に似たニュアンスで使いますよ。
例えば、何か言いたそうなお友達に対して、”What’s up?” (何かあったの?/ 何?)と使うイメージです。
“What’s up?”はあいさつ以外にも、相手の様子を尋ねる時に使うフレーズ!便利な日常会話で使える英語表現!”
“What’s up?”の2つの使い方を理解したところで、次ではネイティブの”What’s up?”をスムーズに返事をする方法を解説します!
5つフレーズをご紹介するので、最低2つは覚えて実際に使えるようになるのを目標にすると良いですよ!
ネイティブに”What’s up?”と言われたら?!正しい返事の仕方 5選
ネイティブに、“What’s up?”と声をかけられてもテンパってしまわないように、返事の仕方を身につけていきましょう!
ここでは、実際にネイティブが使う、5フレーズを紹介します!
1. Doing good.
◉ Doing good.
あいさつの“What’s up?”の際に、相手に自分の調子が良いことを伝えたい場合に使いましょう。
“What’s up?”だけでなく、“How are you doing?”などのあいさつにも返せる便利なフレーズですよ。
会話の例
“What’s up?”
“Doing good. How are you doing?”
2. Not much.
◉ Not much.
特にいつもと変わらない事をと伝えたい場合に、使いたいフレーズです。
ネイティブが良く使うスラング。
会話の例
“What’s up?”
“Not much. What’s up?”
3. Nothing much.
◉ Nothing much.
Not much.と同じ意味、そして同じ使い方のフレーズです。
会話の例
“What’s up?”
“Nothing much. You?”
※”You?”は”And you?”が省略されています。
4. Same old same old.
◉ Same old same old.
「相変わらずだよ。」と言うニュアンス。
Not much.やNothing much.と同じ意味を含むフレーズです。
会話の例
“What’s up?”
“Same old same old. What’s up with you?”
※What’s up with you?はWhat’s up?にwith youがくっついたバージョン。
What’s up?とならんでよく使われる表現です。
What’s up?と同じ意味ですが、with youが付くことによって「アナタ」がより強調されるイメージ。
5. What’s up?
◉ What’s up?
これぞ、究極の返し方!
なんと、“What’s up?”に“What’s up?”と返す方法なんです!
私が初めてこの返し方に遭遇した時は、かなり衝撃的でした!
会話の例
“What’s up?”
“What’s up?”
私は、あまりに衝撃すぎて、なかなか自分で使うまでに勇気が必要だった返事のフレーズです。
ただ、とてもナチュラルな表現なので、私のように考えすぎる必要はありません。
特にこの返し方は、繰り返し使って慣れてしまいましょう。
自分でも使えそうな、”What’s up?”の返し方が2つ見つかりましたか?
日常的に使われ、便利な“What’s up?”ですが、使う時の3つの注意点があります。
この3つの注意点について次では解説しますよ!
“What’s up?”は積極的に使って欲しいフレーズですが、間違った使い方を避けるためにもチェックしてくださいね。
“What’s up?”を間違って使わないための3つの注意事項
便利で頻繁に使われる“What’s up?”ですが、注意事項があります。
自信を持って使えるようになるために、気をつけたい3つの注意点をまとめました!
注意① ”What’s up?”はカジュアルな表現
“What’s up?”は、とてもカジュアルな表現です。
ビジネスの場や、目上の人・年上の人には使わない方が無難です。
誰に向けて使うのか、気をつけましょう。
相手との親密度がとても重要なフレーズなので、相手がどれぐらい自分に近しい存在なのかをよく確認しましょう。
“What’s up?”はカジュアルな表現だから、使う相手に気をつける。
注意② “What’s up?”にはプラスαが大切
“What’s up?” と言われたら返事だけではなく、相手に向けて質問をプラスして返す事がとても大切です。
会話はキャッチボールしなくては成り立ちません。
せっかく、“What’s up?”と声をかけてくれた相手にも、「アナタはどう?」と返すことによって、会話を続けることが大切になります。
目標は、“What’s up?”に上手に返事をするだけなく、その後の会話にスムーズに繋げられるかどうかですよね?
返事をしたその先もイメージできるようになるとbetter。
“What’s up?”は会話が続くように、質問をプラスして相手に返す。
注意③ “What’s up?”のバリエーションは多様
ただでさえ、私たち日本人には馴染みのない“What’s up?”ですが、実は“What’s up?”から派生したフレーズがいくつかあります。
“What’s up?”自体がもうすでにカジュアルで砕けた表現ですが、さらに砕けたバージョンが5つ以上もあるんですよ。
・“wassup”
・“whassup”
・”whaddup”
・“wazzup”
・“sup“
聞いた時にびっくりしないように、まずは知っておきましょう!
砕けていても、基本的に意味やニュアンスは変わりません。
返事の仕方も同じなので、自信を持って返していきましょうね。
“What’s up?”はバリエーションが豊富。砕けた表現に驚かないで!
“What’s up?”以外のあいさつフレーズ
最後に、“What’s up?”以外のあいさつフレーズをご紹介します。
あいさつは、コミュニケーションの第一歩です。
ネイティブと会話がしたいなら、自分からもあいさつできるようになりたいですよね?
あいさつのバリエーションを増やし、自分からもあいさつできるようになりましょう!
・How are you?
・How are you doing?
・How is everything?
・How’s it going?
・What’s going on?
What’s new?
あいさつとして自分でも使えるフレーズを最低でも3つは持っておくと心強いでしょう。
会話を始めるにあたり、あいさつはとても大切です。
相手からあいさつされる前に、自分からあいさつできるようになるとカッコいいですよね。
“What’s up?”はいつから使われているの?その歴史は?
今では頻繁に使われるようになった“What’s up?”ですが、実は始まりはいつなのでしょうか?
時はさかのぼり、19世紀ぐらいからだんだんと使われるようになってきたそうです。
そして、爆発的に世間に広めたのは、1940年代から大人気となった、cartoon(アニメ)のキャラクターと言われています。
そのキャラクターとは、Warner Brothers Studioの有名なうさぎのキャラクター、Bugs Bunny!
Bugs Bunnyのお決まりのあいさつがなんと!
Bugs Bunnyのこのお決まりのあいさつが、今の“What’s up?”が広がったきっかけとなっているそうです。
(引用元:dictionary.com)
まとめ
この記事では、日本人が超苦手な“What’s up?”の意味と使い方をはじめとし、返事の仕方や注意点を解説しました。
“What’s up?”はアメリカ英語でよく使われる、とてもカジュアルな表現です。
イギリス英語では使わないので、要注意。
- あいさつ
- 様子をたずねる
- Doing good.
- Not much.
- Nothing much.
- Same old same old.
- What’s up?
特に、“What’s up?”に“What’s up?”とそのまま返す方法は、究極な返し方でした。
この究極な返事の仕方と、もう一つ使いたいフレーズを覚えておく事をおすすめします。
“What’s up?”と自分からもあいさつできるように、繰り返し練習していきましょう!
身近にネイティブがいない場合は、鏡の中の自分に“What’s up?”と声をかけることから始めるのがおすすめです。
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“What’s up?”を通して、より深い関係のネイティブのお友達を作りましょう!
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